手作りで実現できるデザイン

手作りの婚約指輪は、作る時間もニ人の思い出となり楽しい時間となります。しかし、手作りの指輪となると、「簡単なデザインの物しか実現できないの?」と思いませんか?

実は、婚約指輪だからこそ、ダイヤモンドがきらめくゴージャスなデザインにしたいというカップルや、せっかくの婚約指輪だから常につけていられるデザインのものがよいというカップルも、自分たちの希望に合わせた指輪をデザインすることができます。

婚約指輪と結婚指輪を重ねてつけることができるように、結婚指輪と同時に婚約指輪も作ったり、結婚指輪との相性を考えてデザインしたりするカップルもいます。

もちろん難しい仕上げや宝石を留める石留めなどは、専門的な技術が必要になるため職人さんにお願いすることになりますが、手作りでもニ人の理想の婚約指輪を作り上げることができます。

では、手作りの婚約指輪では、どのようなデザインを実現できるのでしょうか。代表的なデザインの種類や石留めの方法、加工の種類などをご紹介します。

指輪のデザインタイプ

指輪

甲丸(こうまる)

指輪の基本の形と言われ、伝統的な形であり一番よく使われる形です。真ん中が少し丸みを帯びており、断面は半円に近い形をしています。

平打(ひらうち)

指輪の表面が平たくなっている形です。断面は長方形のようになります。シャープですっきりとした印象になります。

表面が平らなため、存在感のある見た目となります。

槌目(つちめ)

指輪の表面を金槌でたたき、でこぼことした模様をつけたデザインです。不規則な凹凸がやわらかに光を反射し、様々な表情を生み出します。

金槌でたたくことで地金も鍛えられ、より強度の強い指輪となります。

ウェーブ

上から見るとS字や逆S字のように見えるデザインで、曲線的な波のようなフォルムになります。ワックス製法で作ることができます。

V字

上から見るとV字のように見えるデザインです。ヨーロッパなどではウィッシュボーンリングと呼ばれ、幸運を呼ぶ指輪として古くから人気のあるデザインです。ワックス製法で作ることができます。

石の留め方

爪留め

婚約指輪の定番となるダイヤモンドが一番美しく見える石留めの方法です。爪で石を挟み込んで留める方法です。

さまざまな角度から光が当たるため、ダイヤモンドがきらきらと光って見えるスタンダードな石留めの仕方になります。

埋め留め

指輪の中に石を埋め込む方法です。埋め込むことで石の出っ張りがなく、日常使いしやすいデザインです。

星形やハートの形など、埋め込む形もアレンジすることができます。

枠留め

石を地金の枠で囲んで留める方法で、ベゼルセッティングとも呼ばれています。

爪留めに比べると服などに引っ掛かりにくいため、日常使いしやすいデザインです。カジュアルでモダンな雰囲気になります。

エタニティ・ハーフエタニティ

リングの全周に石を留めるデザインです。ハーフエタニティは、半周にだけ石を留めるものです。

結婚指輪にもよく用いられるデザインですが、婚約指輪でもセンターストーンと組み合わせて用いられることもあります。

メレ

センターストーンのサイドに小粒の石を並べるデザインです。センターストーンと同じダイヤモンドを使う場合や、他の石を使うこともできます。

仕上げの方法

クリア

指輪の表面をつやつやに磨き上げる方法です。最も一般的な方法で、きらきらした輝きを与えることから一番人気のある方法になります。

マット(つや消し)

指輪の表面に細かい粒を吹きつけてつやを消す方法です。落ち着きのある立体的な仕上がりとなり優しい雰囲気となります。

ヘアライン

その名のとおり髪の毛のような細い筋を入れる仕上げの方法です。規則的に並んだ筋は、光を美しく反射するのが特徴です。

ミルグレイン

ミルグレインとは千の粒という意味を持ち、永遠や子沢山などを連想させることから婚約指輪や結婚指輪によく用いられるものです。

指輪の端の部分に小さな球を続けて打刻していく方法で、アンティークな雰囲気を醸し出します。

ライン加工

指輪の表面にラインを入れる方法です。シンプルなデザインの指輪でもラインを入れることでまた違った表情を出すことができます。

手彫り加工

指輪の表面に模様を手で彫り込む加工です。ハワイアンジュエリーなどによく用いられる技法で、個性的なデザインの指輪となります。

指輪の内側の加工

文字の刻印

指輪の内側に二人のイニシャルや名前、記念の日付などを刻むことができます。

石留め

指輪の内側にも、ダイヤモンドや誕生石など好きな石を埋め込むことができます。

ダイヤ

まとめ

このように、手作りの婚約指輪で実現できるデザインのバリエーションは豊富にそろっています。

指輪の形はもちろん、石の大きさから留め方、その他の加工方法や仕上げの方法など無限大の組み合わせがあります。出来上がる指輪は、世界で一つのニ人のオリジナルの婚約指輪となります。

ワックス製法で型から作る方法と、棒状の金属を加工する方法では作れるデザインに違いもあります。また、工房によっても石留めの方法や仕上げの加工など、できることが違う場合もあるので、事前に確認しておく方がよいでしょう。